学歴だけはある姉と知的障害の妹

学歴?知的障害?その評価に偏見はないですか?

知的発達障害児者の姉

【知的発達障害児の姉】
※姉が私で、知的発達障害児が妹
として20年近く生きてきました。
これからは【知的発達障害者の姉】になります。

別にただの長女です。
次女に障害があっただけです。
そんなに特殊じゃないです。

そう言えたらカッコいいな~~(´ー∀ー`)
あ、でも、妹が障害者だからとか関係なくポンコツなので
妹の障害の影響で…ってことは多くないかもしれないです!!
けど、考え方とか生き方とか
良くも悪くも彼女の影響を受けて生きてきたと思います。
誰が得する話でもないけど、
誰も共感しないかもしれないけど、
兄弟って姉妹ってこんな気持ちだよって書いてみたいと思います。
案外、障害の有無関係なく兄弟ってそうだよって言われるかもしれないし!

 

〇かまってほしい

小学生のころ、幾度となく【かまってほしい】って思ってました。
自分も障害児なら妹と同じくらいかまってもらえるかな~。とか
自分がバカっぽかったら、かまってもらえるかな~。とか
できない子だったら、かまってもらえるかな~。とか
こんな感情で生きてました。

恥ずかしいですね…😓😓😓
障害児ならかまってもらえるかな~とか失礼すぎる

でも、本気でした

 

〇障害児になりたい

『障害児になりたい』
そう考えたことのある兄弟がいたら、ぜひ語り合いたいです。
是非話をしましょう。どんな心境だったか…。

 

私はこれを達成するための行動を2回は起こしています
まあと障害児いうか、問題を抱える子になりたかった…なのかな?
小学生には何が障害で、何が病気で、何が正常かわかんないのでね😓😓

 

まずは「色覚検査に引っかかる!!」

3.4年生くらいかな?色覚検査が学校であったんですよ。
実際、自信があんまりない問題もいくつかあったんですけど、
多分読めたはずなんです。でも魔が差しました。

『実際ちょっとわかんないし…。わからないって言っても許されるよね…?』

こう思っちゃったんです。
引っかかったら心配してもらえるかも?
引っかかったらかまってもらえるかも?

「もちろん、再検査!👀」

ですよね~(;・∀・)
親も同伴でした🙂🙂

 

再検査でも自信がないものは首をひねり、
でも異常と診断されるほどはダメじゃなかったみたいです。

「ちょっと細かい色の判断が苦手かもしれないですね~」

とだけ言われました。
『ちょっと残念。。』

 

次に「聴覚検査に引っかかる!!」

5年生の時です。聞こえてたんです。
でもこの時、本当は別のトラブルがあって…(;・∀・)
『耳が時々キーンっていう。その音か検査の音かわかんないから…☹️☹️』
『わかんないんだもん、聞こえないことにしとこ…』

【耳鳴り】を知らなかったんです
(それが異常やねん!それを言わないと!)

聴覚障害ってなったらかまってもらえるかも?
そんなこと思ってました。本当に失礼です。
「もちろん、再検査!👀」

耳鼻科に行きました。そこで、
「聞こえなくてボタンを押してない?何かボタンを押さない理由がある?」
と聞かれ、
耳が時々キーンっていうの。その音か検査の音かわかんない音がある。
と、母もいない場面だったし、答えてみた………。
「え、耳鳴りがあるの!?聞きとりがどうかは別の検査をしようね。」

看護師さんが母を待合から呼び、耳鳴りの説明が始まった。
(え、聞こえないことより、耳で音がすることの方が問題なの?)
とびっくりしたことは覚えてます(´ー∀ー`)

聴力検査の問題と耳鳴りの問題の両方が重なった結果
心因性難聴】だったかな?の診断がつきました
心理カウンセラーさんと話すために病院へ通うことはあったけど、
まあ、その程度ですね。特に生活に変化が現れなかった気がする。
少し、ストレス耐性のない人くらいには思われたかな?


〇善い子

障害児になりたいとか
バカっぽかったらかまってもらえるかな~とか
そんな私の視点は一度おいといて…
周りの大人の私への評価は

善い子、優等生、やさしい子

こんな感じ。

割り切ります!自慢です!
私いい子でした!!

困ってる子がいたら手伝う!
・先生の手伝いを率先してする
・引き受ける人いないならやる

いい子過ぎるやろ~

なんでこんな子だったかっていうと
人間ってみんなそうだ
と思ってたから

「そんなわけないだろうに!!」

 

〇とにかくチビだった

話は後でつながります。私はチビでした。
小1の時、3歳半の身長。
小4の時、近所のスーパーで迷子と間違われる。
高2の時、小学生対象の無料券もらう。

こんな感じです。大体どのくらい小さいか伝わりますでしょうか?

だから小学校低学年の時って
小学生の身長に合わせて作られている道具、設備
大体届かない!使えない!合わない!

そんな生活でした。

☆届かない遊具
→友人が抱っこやおんぶで持ち上げてくれる!
☆椅子が高い
→小さいサイズを先生が持ってきてくれた上で周囲に協力してもらう
☆掃除道具、掃除作業が難しい
→つくえ運びは小さい机を中心に担当したり、椅子を運ぶようにしたり
☆給食準備、日直仕事などがままならない
→人と一緒にものを運ぶのは高さが合わないとか日常茶飯事
+黒板消しは台があっても届いてないので相方にお願い
☆黒板に答えを書くのも大変
→黒板に答え書くときは台or先生に抱っこしてもらう
☆上の方の棚は見えてないし、手が届かない
→基本背の高い子たちが代わりに取ってくれる。

要するに何が書きたいかっていうと
みんな手伝ってくれるんです!
困ってたら助けてくれる人がいる
ってことは自分も困ってる人がいたら
助けるのは当たり前!

 

〇助けるのは当たり前

助けるのが当たり前なのは妹の影響ももちろんあります。
私はトラブルが身長の問題だけで済んでましたが、
妹はそうはいかないのでもっといろんな人に助けてもらってました。
助けてもらえないと困るんだろうな~ってのも子供ながらに思ってました。

助けてもらう機会が姉妹そろって多かったから、
人間は純粋に助け合う生き物だって考えがしみついてたんですよ。
これは特殊なのか、子供的発想なのかはどうでしょう。
わかんないです。
でも助けてもらえないような環境・地域に住んでいたら
正反対の人間は助けてくれない!って考え方になってたかもしれないので
環境に感謝するしかないですね(^▽^)/

〇善い子

話は戻ります。
こういう認識から
困ってる子がいたら手伝う!
・先生の手伝いを率先してする
・引き受ける人いないならやる
これが普通で、当たり前で、みんなしてることだと思ってた

「そうじゃない」と評価されるのが小6
「そうじゃない」と実感するのが中1

 

普通で、当たり前で、みんながしてること

そう思ってやっていることが
自己の損得に関係なく人のために動ける
という言葉で評価されたわけです。

『みんなは損得でやってるの?』
『みんなは皆にはしないの?』
『人のために動くことってえらいことなの?』

となったわけです。

 

〇お礼を言わない子も助ける

みなさんはできますか?
「ありがとう」といわない子のお手伝い。

私と小1からのお友達との会話を少し紹介します。

小3くらいで知的,発達障害があることが判明します。
母からは「あんたなんとなく気づいてたでしょ?」と言われて
「障害者とかはあんまりわかんないけど、他の子と違ってて、わがままな子とも違うなとは思ってた」という会話をした記憶はあります。

口が悪くて、一言多いどころの騒ぎじゃなくて、
すぐ人を馬鹿にしては嫌われて、
トラブルは自分じゃなくて相手が必ず悪いと思っているような態度で
めちゃくちゃ大変な人です。

【珍発言集】🌊が彼女、→が私
🌊先生が丸くれないんだけど~!
→間違ってるからね
🌊え~がんばってんから丸くれたらいいやん。いじめや!
→それがいじめになったら先生大変すぎるって。

🌊あいつ私のこと無視する
→声かける声量が小さいんよ
🌊聞こえてない方が悪いねんで。先生言ってたもん
→多分それは「聞いてないのが悪い」じゃない?

🌊ね~バカじゃん!解いてよ、この問題!
→いやだって、解答用紙だけもらっても問題がわからんもん
🌊問題用紙は教室(支援学級)に置いてきたから無理。
→それはとってくるか、解くのをあきらめるかやわ
🌊え~取ってきてや
→私が取りに行くのはおかしいよ
🌊おかしくないもん。

🌊教室行きたくないから写真映らなくていい。
→卒アルに載る写真で、全員集合写真だから後悔しない?
🌊いいし別に。
(支援学級の先生に行きなさいと注意を受けて移動)
なんと写真すでに1枚撮り始めてた!
🌊ほら私なんかおらんくても写真撮ってるやん。
→私が先生に断りも入れずに行ったからかも(。-人-。) ゴメンネ
🌊もう映らんでいいってことやろ
→(まあ私も忘れられてたってことなんやけど…先生…)

🌊なんで迎えに来たん!教室知ってるし!
→教室変更になったから迎えに来た
🌊は?なんで変更なん
→いや先生が決めたからしらん
🌊聞いといてよ!
→まあ行ったらわかるやろ。
🌊めんどくさい。やっぱ次の授業行かへん
→え、迎えに来たのに。行こうよ。

 

皆さんはこんな🌊ちゃんと会話続けられますでしょうか?
特に怒らず、特に文句も言わず。

相当のんきに関わってたと思います。
でも上の会話をよ~く読んでもらえるとわかるんですが

優しさというより、ただ正論言ってるだけなんです。

 

例として「丸をくれない」の一般的な形が
「テストの点数が悪かった~」だとして
「間違ってるからね」は別にただの正論でフォローではない🤣🤣

 

まあこのブログ主も相当ぶっとんだ中学生でした。
(↑はほぼ中2の時のやり取り。内容が中学生で同クラだったの2年の時だけ。)

 

 

〇我慢は得意

別にこれは妹の影響はないと思う。
元々の性格って印象は強いらしい。

まあでも周囲からは
長女だし、妹さんに手がかかるしお姉ちゃんは我慢強いね~
なんて言われてました。
こんな話はどうでもいい。ただの私の性格でしょ!


〇欲がない

まあこれもあんまり妹の影響はない部分だと思うけど
2.3歳の頃から、ずっとそうだと母親には言われています。
まあその2.3歳の段階で妹は生まれてるわけですから影響の有無なんて
誰にも分析できないんですけどね🤣🤣

 

・ものをねだらない
・ものを買わない
物欲がないこどもだったらしいです。
最近は自分ではものを買っているイメージですが
周囲からは「物欲ないよね」と言われます。

・向上心がない
・出世欲がない
これは嘘だろ?大学院生だろ?と言われそう。
だけどマジでないんです。
1位になりたいとか、誰かに勝ちたいとか昔から全然なくて
どちらかといえば障害者になろうとしてたし…
「頭いいよね」「頭よさそう」と言われると
『自分はそのポジションであるべきなんだ』と思って
そうなるために頑張る、結果を出せるようにする。

「運動できるよね」「○○もできそう」と言われると
『できた方がいいんだな』と思って
走ってみたり、鉄棒してみたり、とりあえず頑張る。

「なんでもできるよね」「ズルいよね」と言われて
『なんでもできるのも嫌がられることがあるんだな』
と困ったこともある。
ちなみに当時仲良くしていた友人が
『努力も知らずに、何も頑張ってない子たちが言ってることは気にしなくていいの!』と言ってくれてすごくうれしかった😀😀

我慢すること、忍耐することは得意だったから
こうやって生きているうちに、気が付くと大学院生になってたって感じ
まあいろいろあったけど。

 

〇自己主張をあまりしない

自己主張は苦手だな~🤣🤣
これをしたいとか、これを欲しいとか根本的な湧き出るものがないし
妹が言葉が遅れてて自己主張しないから
家の中で自己主張をする機会がないんだよな~🤣🤣

機会がないこと、必要がないことって身につかないじゃん?😓
苦手ですね。

自分だけ主張して、妹は主張できないのも申し訳ない
って気持ちがあった時期もあるし。
自分は主張できるけど、妹は主張できないから
まあ自分も主張しなくていいか~って時もあったし。
言い争うとか、主張しあうとか、そんなことに労力使わなくても
自分が我慢すれば万事解決でしょ。って時もあった。

まあそんな感じで自己主張は少ない人間だと思います。

両親も、気を使って我慢してるのかな~と思うことはある
ってこの前言ってた気がする。あんまり覚えてない🤣🤣

 

〇まとめ

まあ「知的発達障害児者の姉だったから」ではないでしょ。
ただ「あなたが変わってるだけ」じゃん。
って話の方が多かったような気がしてきた。
タイトル間違ってるかもしれないですね🤣🤣

家庭自体特殊だよねとか
ポンコツ姉自身が特殊だよねとか
妹ちゃんの影響は受けた性格・進路もあるだろうけど…?とか
リアルの知り合いに言われます。

初めの方に書いた
〇障害者になりたい
途中でかいた
〇お礼を言わない子も助ける
この辺りは
・妹がそうだったから、
・近くに障害者がいて対応に慣れていたから
・得意不得意が大きい人っているんだ
って経験から生まれてきたエピソードだと思う。

2.3歳から知的発達障害の妹がいるんです。
どの性格が本質で、どの性格が妹の影響かなんてもう誰にもわかりません。
ただ若干根本的に変わった子であるのは確かです。
だから共感できる兄弟なんていないかもしれないし、
御兄弟のことを心配しているお母様やお父様がいたとして
このブログを読んだとして
あなたのお子さんが私と同じような思考をしているとは限らないです。

たった一例です。不思議な一例です。

けど、本当に特殊な一例でしょうか?
普通の例って何でしょうか?

まあこのあたりで考えることを今回は放棄したいと思います。
また🌊ちゃんとのエピソードとかも書きたいと思います。